わたモテ 13巻の感想  遠足編・登場人物について語る 2018年・夏の新刊

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

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ワタモテ13巻の感想

 

本格的にモテ出した!!

 

帯にあるこの言葉を見るだけでも有り得ないって話でしょう。

でもマジな話、もこっちがぼっちなシーンがほとんどありません。

ぼっちなどころかもはや、重い愛を受けちゃってるってぐらいのレベルです。

 

まぁ、『ただし女の子から』って状況ではありますが、いずれにせよ、遠足は6人行動でスタートしたり、常に誰かと一緒にいるのは紛れもない事実。

 

初期のあの辛さを乗り越えての今だと考えると、感慨深いものすらあるかもしれませんね。

 

わたモテを日常系漫画のごとく安心して読めるとか、心を痛めずニヤニヤしながらページをめくれるとか、本当に何が起こったのかって感じ。

 

でも本当、めっちゃいいですよ。

 

以前よりライトっちゃライトな内容だけど、それはもこっちが勇気を持って踏み出した結果、努力を積み重ねてきた結果です。

 

もこっちの努力、そこから生まれた変化を素直に楽しみ、見守ってあげることもできる漫画になったという、そういった見方ができるのも今のわたモテの魅力の一つ。

 

初期のわたモテの辛さに挫折して読めなくなってしまった身だからこそ、前回の12巻に続き、今回の遠足編・13巻もおすすめします

 

・挫折からの再開

・全巻購入

・リアルタイムで追いかける

 

自分でもまさかまさかのハマりっぷり。

 

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 13巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

【黒木智子】 もこっち

 

今や周囲に人がいないことの方が少ないってぐらいになったもこっち。

性格も明るく素直になっ・・たわけではなく、そのゲスさや黒さは健在。

 

中身はやっぱり、もこっちそのもの。

 

言葉にしようにも、ここでは規約に反するようなことを平気でやらかすから笑ってしまいます。

あれなゲームのシーンをいきなり同級生に突きつけたり、自分を慕う後輩に対し外道な認識を見せたり、安定のそのゲスっぷりが実に見事。

 

わたモテがわたモテである由縁、象徴ですね。

 

とは言え前述の通り、努力を積み重ねてきた甲斐、特に修学旅行からの決心もあってか、今や友達が常に周りにいるのが当たり前。

 

高校生活を満喫、遠足も余韻に浸るぐらい楽しんでいるという、初期のあの辛いぼっち時代とは完全に別の生活を送っています。

 

困っている友達がいれば助けようとするし、自分に対する好意を見せてくれればそれを受け入れもする。

 

まさに「成長した」と言えるでしょう。

 

後述する後輩ちゃんからは、

 

「初めて会った時やさしい人だと思った」

「私と違ってこんなに好かれてる」

「私なんかに近づいてくれる」

 

こんな憧れの存在として見られたり、凄まじい変化ですよね。

 

まぁ、そんな後輩を超クズいこと考えながら眺めてるのがさすがもこっちって感じですが、人の話を聞いてあげたり、プレゼントまで渡したり、いつの間にか与える側にすらなっているのが素晴らしい。

 

あのもこっちが楽しく高校3年生をやっている。

 

それを確認するだけでも楽しむだけでも13巻は必見。

全巻読んでみると尚更、その価値を感じますね。

 

【田村ゆり】 ゆりちゃん

 

今や、もこっちの一番の友達とも言えそうなのがこのゆりちゃん。

表紙にも堂々大きく登場、今後も必ず大きな役割を果たす存在でしょう。

 

しかしま~、このゆりちゃん。

もこっちに負けず劣らずと言うか、また違う方向で『陰』な女の子です。

 

もこっちの場合、その盛大な空回りっぷりと滑りっぺりが見てて辛いものでしたが、根はエンターテイナーであるとも見れますよね。

 

方向さえ合えば、退屈しない愉快で楽しい子になる。

中学時代からの親友ゆうちゃん、天敵かつ波長は合う小宮山さん。

この3人でいる時の面白さったらありません。

 

一方、ゆりちゃんの方はなんだか、リアルなコミュ障っぷりを感じるところ。

人と上手く話せない、合わせることもしない、自己評価も低いみたいな、そんな雰囲気が漂っている印象。

 

今回の遠足編でもその陰キャラっぷりを発揮してしまったと言うべきか、見ててちょっと辛くなるような場面もありました。

 

でも、そういうタイプだからこそ、もこっちと話しやすいのかもしれないし、もこっちとしても放っておけなかったり、一緒にいて居心地が良いのかもしれません。

 

二人だけでいると落ち着く、気を使わなくて楽、そんな雰囲気を感じます。

 

気分や体調が優れなそうなゆりちゃんをもこっちが気遣うシーンも印象的でしたね。

あのもこっちが人をよく見ていて助けもするという、それだけでもちょっと扱いが違うって気がします。

 

常に誰かと一緒にいるこの遠足の中、もこっちが自発的かつ一番最初にプレゼントをあげたり、どんどん仲良くなってることに疑いの余地はないでしょう。

 

ただ、その一方で、仲良くなってきているのにゆりちゃんがずっとモヤモヤしてそうなのは、もこっちが名前で呼んでくれないこと。

 

友達いなそうな黒木さん、それがゆうちゃんに対しては名前とあだ名で呼び合っているという、それを目撃してからというもの、ちょっと様子がおかしな感じ。

 

私の名前「ねぇ」じゃないけど?

なんて、もこっちに凄むシーンも実に印象的。

 

黒木さんが名前を呼んでくれないのが嫌、他の女の子とデレデレ絡むことにご立腹など、そういうところも含めて非常にいじらしく可愛い子ですね。

 

今後ももこっちとの絡みが気になるし、それが中心的で多いのがゆりちゃん。 

この子にやられて読んでいるという人もいるんじゃないかと。

 

もしかしなくても、今後のわたモテにおける最重要人物、もこっちの一番の親友にもなる可能性があるのではないかと想像します。

 

ちなみに個人的な一押しシーンは、もこっちのボケに対して盛大に滑ったシーンですね。

顔を真っ赤にしながら肘鉄くれるところが最高。

 

「ラブコメかよ!」とツッコミたくなってしまう。

 

もこっちの中学時代の失敗、心残りを作るきっかけになったアトラクションに二人で乗るシーン、その後、プレゼントをもらい笑顔になるシーンも必見。

 

今回、曇った表情が多いこともあり、素直に喜ぶ姿はすごく貴重なんですよね。

常に笑顔なんて子ではない分、なかなかの破壊力です。

 

ちなみにゆりちゃんが初登場、路線変更的に読みやすくなった意味でも、8巻から読み始めてみるのは有りだと思います。

 

この修学旅行が本当に重要なので、まだ見たことがない人は是非。

 

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 8巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

【根元陽菜】 ネモ

 

最古参と言ってもいいぐらい、本当に初期の頃からいた子。

陽キャラなグループに属しており、もこっちとの絡みもそこまで多かったわけではありません。

 

なんて言ってしまうと冷たい印象にもとられそうですが、完全ぼっち時代のもこっちと明るく絡んでくれたのは彼女くらいなのが本当の話。

 

むしろ積極的にもこっちに話しかけていた方、高校からの同級生の中で一番話していたぐらいかもしれませんね。

 

実は中学時代、もこっちとすでに出会っていた過去を持つのがネモ。

それが自分にとっての転機にもなったのか、一年の頃から常に気にかけていた様子。

 

想像以上に強い影響を受けているのか、もこっちともっと仲良くなりたい様子だったり、今回の13巻でもその印象を強く残したと言えるでしょう。

 

アニメが好き、声優になりたいという夢を持つネモ。

でも、それを友達にはひたすら隠していた時期もあったり、もこっちだけに打ち明けたり、完全なる陽キャラとは違う面を多く持っていると感じます。

 

そんな色々と複雑そうなネモですが、今回はいつも一緒の陽キャラグループとは完全に行動を別にし、積極的にもこっちと絡んでいくことに。

 

注目すべきは、もこっちが口を滑らした後のシーン。

 

「ネモは・・あっ!? 根元さんは」

 

と、うっかり呼んでしまったからさあ大変。

 

「心の中ではネモって言ってたの?」

「いつから?」

 

「ネモって言いなよ」

「言わないと返事」

しないよ」

 

完全に押せ押せモード発動。

 

この時のネモの表情は必見、一押しシーンですね。

嬉しさをこらえているのか、威圧してるのか、実に絶妙。

 

もこっちも観念したのか、本性を知っているのに気を使う必要もないと判断してか、「ネ、ネモ・・」と呼ぶことに。

 

そして次の瞬間に驚愕。

なんじゃこの空間はとニヤニヤしてしまうでしょう。

 

「なあに?クロ」

 

まさかのクロ呼び、黒木のクロです。

これだけでも好きな人にとっては読む価値があると言えるでしょう。

 

そうやって、もこっちとの距離をどんどん縮めていくネモ。

 

もこっちに対してずっと思うところがあったのか、実に楽しそうな姿そのものですが、その一方で懸念事項を抱えているのも事実だったり。

 

後述する親友の『あーちゃん』とギクシャクしたまま、まともに会話することすらできていないという、その仲違い状態をやはり良いとは思ってなかった様子。

 

そんな中、あーちゃんはあーちゃんで、ネモがもこっちと仲良くしている姿を快く思わない、納得いかずにモヤモヤしてしまっているわけです。

 

普通に考えれば、一日やそこらで解決する問題ではなさそうですよね。

真面目に描こうとすれば、心理描写から事情の説明から何から、数話使ってもおかしくありません。

 

しかし、そこはさすがのわたモテ。

常識では有り得ないようなもこっちの鬼畜外道とも言える所業により、一気に話が展開、進展。

 

無事(?)、仲直りするに至るのでした。

 

もこっちのアプローチが的確だったのかどうかはともかく、修正が難しい問題を解決する要因になってくれたわけですから、ネモの中での株は爆上がりだったことでしょう。

 

もこっちとベタベタ仲良くする姿に思うところありそうなゆりちゃんに対しても、

 

「嫌でもからんでいくよ」

 

と宣言したり、今後がまた楽しみな次第。

 

ちなみに今回、メインに絡むキャラとしてか、表紙の方にも大きく載っているのがネモ。

11巻でも表紙に登場していましたが、やはり、主要人物になるということなのかもしれませんね。

 

生粋の明るい女の子であるようで陰もあるという、そういったところがまた魅力的であり、もこっちとの絡みにも期待できると言えるでしょう。

 

【吉田茉咲】 吉田さん

 

金髪で目つき鋭く、言葉づかいも荒い。

おまけに手も出やすいという、まさしくヤンキーキャラな吉田さん。

 

一方、律儀で優しかったり、やたらと可愛いもの好きだったり、そんなギャップが魅力的な女の子とも言えます。

 

そんな吉田さんですが、今回は千葉の某遊園地での遠足なこともあってか、その可愛いもの好きに火が点きっぱなしって感じ。

 

1ページ目からもう、ウッキウキなのが伝ってきます。

 

ただ、あまりにテンション上がりすぎ、好きなものにケチをつけるのは許さないという思いが爆発してか、それが原因で一悶着発生。

 

ヤンキー友達と喧嘩別れした後、もこっち達と合流することになった次第。

 

詳細は省きますが、もこっちとゆりちゃんが酷い目に遭った客いじり系アトラクション。

これも吉田さんはノリノリ、しょっぱなから全力で楽しみにいく徹底っぷり。

 

最初は乗り気でなかった二人に怒りをあらわにもしますが、観念して大声で歌いだす姿にご満悦。

二人を抱きかかえ、満面の笑みで喜びを表す姿があまりにもピュアで眩しい。

 

その後もまぁ、しょ~もない喧嘩の理由をあーちゃんに打ち明けて呆れられたり、拳を交えながらヤンキー友達と仲直りするのも実にらしいところ。

 

この吉田さん、作中でも完全にヤンキー扱いされていたり、周囲からも怖いイメージを持たれていそうな感じです

しかし、そのあまりの純粋さ、義理堅く優しい本質からか、陰キャラなもこっちやゆりちゃんでも不思議なぐらい自然に接することができる様子。

 

特に、ゆりちゃんに関してはなぜか、吉田さんとは対等に話すことができたり、気兼ねも気負いもなく話せる友達として認識している印象。

もこっちも警戒しながらも懐いてるみたいだったり、この微笑ましい関係がなんだか凄くいい感じ。

 

ピュアな吉田さん、楽しそうな吉田さんを堪能するなら、13巻はほぼ全編必見ですね。

ギャグキャラとしても、愛すべき可愛い女の子としても、その存在が際立っています。

 

友達から仲直りの印としてプレゼントされたぬいぐるみ。

それを大事そうに赤ちゃんのごとく抱えている姿も一見の価値あり。

 

一体、どこまでピュアなんだと!

 

【田中真子】 まこっち

 

ゆりちゃんの友達であり、誰に対しても優しく、世話好き・世話焼きな子。

世話どころか見守る係、お母さん的ポジションにいるとすら言えたりして?

 

クラスの中でも良い人で通っていそう、敵も苦手な人もいない。

地味に人気もありそうな、そんな子ですね。

 

とは言え、まったく完璧超人でもなんでもないのがこの子の魅力かもしれません。

 

優しすぎるせいか気を使いすぎて損な役回りをすることが多そうですが、そんな彼女だからこそ、誰からも慕われるのでしょう。

 

ゲスいもこっち、陰なゆりちゃん、ヤンキーな吉田さん、そんな癖のあるメンバーとも対等。

人の悪口ばっかり言って嫌われている子からすら信頼を得ているという、本当に心から優しそうなことが分かる女の子ではないかと。

 

ただ、ゆりちゃんとは付き合いが長いのか、悪い部分は指摘したり、世話の焼き方もちょっと違う様子。

 

そのせいでゆりちゃんから「ドン」とパンチを貰ったりなんかもしますが、それでも喧嘩にならずしっかり注意するあたり、こういったやり取りにも慣れているのかもしれません。

 

そんな風に損な役回りになることが多いのが、正直、見てて少しかわいそうになるところもあるかもしれませんね。 

 

特に今回、それが極まってしまったと言いますか、後述する南さん(通称キバ子)のお世話係のようになったのが、ちょっとモヤるかなと。

 

この南さん、常に人の悪口を言っていたり、無自覚に空気を悪くしたり嫌われるタイプでして、それがたたってか、クラスのどのグループからもはぶられる事態に。

 

で、泣いてしょげている人を見かけたとなるとやっぱり、まこっちは放っておけないんですね。

 

ゆりちゃんもそんなまこっちの性格をよく分かっているのか、「行けば?」と南さんの面倒を見るための背中を押してくれたり、そんなシーンからも普段の行いや様子が分かります。

 

とにかく優しい、人の世話をし見守る、良い方向に動くように行動するという、わたモテの中でも屈指の善人、良い意味で女の子らしい女の子と言えそうです。

 

しかしまぁやっぱり、ちょっと残念だなと思うのは、こういう献身的な子って振り回され役な面が強くて、そこがかわいそうになっちゃうってことですかね。

 

それが良さであり魅力なんですが、今回の遠足で見せた吉田さんと並んでの満面の笑みや、以前にもこっちに対して見せたような暴走なんかもまた見たくなってしまう。

 

勝手な注文というものですが、南さん絡みが増えて損ばかりしてるみたいなことにならないよう祈りたいかも?

 

【内笑美莉】 うっちー 

 

とある出来事から、もこっちに夢中になってしまったうっちー。

 

なんと言うか、その方向がどんどんヤバイ方向に暴走してるのが面白くもあり、笑えないレベルで狂気的でもあるのが魅力。

 

今回もそのストーカー的とも言える狂気をいかんなく発揮しており、「1秒でも多くもこっちの側にいたい!」という強い思いを感じる次第。

 

何が凄いって、

 

・友達に嘘をついてグループを離れもこっちと合流

・常にもこっちのことを見つめ続ける

・もこっちに手を握られ髪に巻かれ幸福絶頂

・友達と合流してもいつの間にかもこっちの隣にいる

・もこっちからのプレゼントに深い絆と繋がりを勝手に感じる

 

もうほんと、愛が深すぎて危険なレベルにまで来てないかと心配になるレベルですね。

それぐらい、もこっちに蠱惑されているのが分かります。

 

特に印象的だったのは、ジェットコースターのシーン。

叫ぶもこっちに手を握られ、うっちーの顔にもこっちの髪が絡んで巻きつくところ。

 

幸福絶頂、狂喜乱舞、絶叫しながら堪能してるようで何よりってか、いやいやまずいだろって話ですが、これが今のうっちー。

 

それに味を占めてか、ハァハァ息を切らしながら、

 

「もう一回乗る!」

 

と来たものです。

 

「同じの乗ってもしょうがねぇだろ!」と吉田さんにツッコまれても、「ほら友達捜すんでしょ」とまこっちに優しく声をかけられても聞く耳持ちません。

 

「もう一回乗る!」

「やだ!のる!のるの!」

 

幼児退行でも起こしたようにダダをこね、もこっちをさらに堪能しようとします。

 

しかしネモの策略により、今度はゆりちゃんが隣に座ることになってしまうのですが、ま~、これが酷いのなんのって。

 

ひたすら無表情に無感情に乗って終わり。

 

ジェットコースターは苦手だけど仕方なく乗ったゆりちゃんを側にしながら、

 

「つまんなかったー」

 

と吐き捨てるという、もこっち以外目に入らない、興味の対象にならない狂愛っぷりがよく分かります。

 

その後、もこっちとネモの仲良い様子を見たゆりちゃんの憂さ晴らしに、腕を思いっきりつねられるという攻撃を受けたりもしますが、不思議と人に嫌われるような描写がないのが面白いところ。

 

結局は友達グループに見つかり、そちらと行動を共にすることになってしまいますが、「うっちー 一緒じゃないとつまんないよ」と嬉しそうに言われるなど、すごく慕われているのが分かるんですよね。

 

本当の友達だからこそちゃんと一緒に楽しみたいと思われているという、少ない描写ながらも彼女の人徳を物語っているかもしれません。

 

南さんを追いかけるまこっちを見つめるゆりちゃんに対しても、「・・いいの?」と声をかけ気を使っていたのが印象的。

 

まぁ、その後にまた友達グループを抜け出し、気配も感じさせずもこっちの側にいたりヤバイのは変わりませんが、なんだかんだ全力で遠足を楽しんでそうだったので何よりですね。

 

もこっちからプレゼントをもらってさらなる幸福絶頂に達し、それを超えた悟りの領域にまで踏みこんだ様子でもあるという、今後の暴走に目が離せない人物と言えるでしょう。

 

ギャグで済むのか済まなくなるのか果たして?

 

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【岡田茜】 あーちゃん 

 

ネモの親友、そして登場人物としては、わたモテ最古参な一人でもある子。

 

以前、吉田さんにいじめられているもこっちを救出したことがあったり、曲がったことは許せないタイプ、隠し事などをしないハッキリしたタイプという印象。

 

もこっちとの絡みはほとんどありませんし、生き方もあまりにも異なる、明るい世界に生きてきた女子とも言えるでしょう。

 

それゆえ、もこっちといざ絡んだ際、その本性に振り回されることになります。

 

前述のいじめにしても、実は吉田さんがもこっちのそのあまりの暴言に怒りを見せていただけ。

 

それに気付き、結局は吉田さんにもこっちを引き渡すことにもなるのですが、間違いを認めて謝るこのあたり、その性格がよく表れていると思いますね。

 

ただ、もこっちの本性を知らなかったのと、ゲスな人間に免疫がなかったのか、かなり混乱してしまった様子。

 

赤っ恥をかかされ顔を覆いながら、

 

「二度と話したくないけど今更どんな奴かめちゃくちゃ気になる」

 

とまぁ、なんだか蠱惑されてないか心配になってしまうところ。

 

で、その予感が的中してしまったと言うかなんと言うか、妙な角度からもこっちに対して絡んでいくことになるのが今回の遠足。

 

アニメ好きであること、声優を目指していることを自分に隠していたネモ。

隠し事が許せない性格であるあーちゃんは、そんなネモに対して冷たい態度をとることに。

 

ネモはネモで、そういったオタク文化に理解のなさそうなあーちゃんに対し、分かり合えない存在なんだと疎遠な態度をとったり、ギクシャクしたまま時間が過ぎてしまいます。

 

そんな中、ネモはもこっちとの距離を詰めていくわけですが、これはやっぱり、親友であるあーちゃんからしたら良い気はしないですよね。

 

今回、ほとんど不機嫌な顔をしているのも印象的なところ。

 

まこっちが助けることになる、落ち込んだ南さんをつくった原因、それがまさにこのあーちゃんの辛辣すぎる言葉だったり、励まそうとした吉田さんとも喧嘩になったり、かなりのギスギスモード。

 

その勢いのままと言うべきか、もこっちに対しても威圧的に話しかけるのですが、予想もしない展開に激しく動揺してしまうはめに。

 

前述の通り、オタク系文化にまったく疎いあーちゃん。

そこについて、もこっちが親切に教えてくれることになるわけですが、ま~、その内容があまりにも酷い。

 

自信なさそうでコミュ障害丸出しな雰囲気、声を震わせ怯えるように話していたのが一転、強気にしかも流暢に話し始めるもこっち。

 

そして、あまりに歪んだ視点から極端な現実を突き付けます。

 

このブログ上ではNGに引っかかってしまいそうなので載せられませんが、あれです、幽遊白書に出てきた樹の『下卑た快感』みたいなことをやらかすので必見。

 

しかもこれ、単行本の方では台詞に修正がかかってますね。

それぐらい極端なことを教えてしまうのが凄い。

 

「声優ってこういうことやるんだよ?」という、それを親切に教えるだけならいいんですが、「よりにもよってそこ教える!?見せる!?」とツッコミたくなるもこっちの常識のなさ。

 

ただ、これが効果てきめん。

 

「ひなー!!!

 

ネモを心配して思わず叫ぶあーちゃん。

 

あまりのショックかパニックに陥ったのか、ネモに対する本音、喧嘩になる原因と不満を本人に全て打ち明けることに。

 

そうしてめでたく(?)、ネモと仲直りするに至るのでした。

 

このあーちゃん、もこっちが苦手としているタイプなはずなんですが、いざ絡んでみるとその変人っぷりをいかんなく発揮してくるせいか、攻められっぱなしって感じなんですよね。

 

完全に外の文化、理解の外にある生き物ということか、まったく予想だにしないところから崩されたり、けっこう酷い目に遭わされてる子なんじゃないかと。

 

でもそれだけに、今後の絡みが増えてきそうでもありますし、また酷いことを教えられるのかと考えるとちょっと楽しみかもしれませんね。

 

ネモはネモで、動揺してうろたえるあーちゃんを見るのを面白がってたり、もこっちと協力してあちらの世界に引きずんでいったりして?

 

勝ち気なようで振り回され役になっているという、なかなか美味しいポジションに位置していそうな感じ。

 

【南小陽】 キバ子 

 

いわゆる八重歯キャラってやつですかね?

キバ子と陰から呼んだのはもこっちしかいませんが、確かにそれが特徴的な女の子です。

 

しかしま~、真の特徴と言えるのは、その性格の悪さでしょうね。

とにかく人の悪口ばっか話してたり、それで場を盛り上げようとするタイプ。

 

加えて、もこっちやゆりちゃんのような陰キャラが好きではないらしく、かなり辛辣にこき下ろすことも珍しくない様子。

 

今回は前述のあーちゃん、後述する加藤さんと行動を共にしていたのですが、もこっちと絡めてネモの悪口まで言ってしまったものだから大変です。

 

「あんたなんでいんの?」

「別に誘ってないんだけど?」

 

あーちゃんからきっつい言葉を浴びせられることに。

 

まぁ、キバ子からすれば暗い場の雰囲気を盛り上げようとしたり、せっかくの遠足を楽しもうよという意味で悪口を言ったのかもしれないけど、ちょっと相手が悪いし、事情を知らなすぎ、軽率すぎって感じでしたね。

 

「ばーかばーか」と捨て台詞を残しながら、一人寂しくはぐれることに。

 

ここで興味深いのは、他のクラスの友達と会ったシーン。

普通ならそこでまた新たに楽しく遊ぶことになりそうなものですが、どうも様子が違うんですよね。

 

「何してんの一人で?」

「ついて来てもいいよ?」

「じゃーねー」

 

と冷たい感じに合流もせず、そのままバイバイ。

 

面白いポイントと言ってしまうのもあれですが、同じように別行動していたうっちーの場合、友達グループが心底嬉しそうにうっちーを連れていったり、表情も楽しそうな顔そのものな一方、キバ子の友達グループは目元、表情が見えません。

 

特に親友もいないし、友達らしい友達もいないという、実はそんな重い描写なのかもしれませんね。

まぁ、考えすぎと言えばそれまでですが、それにしてはあからさまと言うか、これがどうも意図的に描写されているのではないかと感じる次第。

 

そしてそんなキバ子を見かね、救いの手を差し伸べるのがまこっち。

あまりに寂しそうな背中を見て事情を察したのか、一緒に行動してあげることになります。

 

だがしかし、そこで反省する良い子の話にはしないのがわたモテ。

まこっちが付き合ってくれたおかげで元気を取り戻したキバ子。

調子を取り戻してきたとばかりに、人の悪口全開になるのでした。

 

そんな、笑えないぼっちキャラになりつつあるキバ子ですが、遠足後にどのグループに属していいか分からず困っているようでもあります。

 

性格が良くなるかどうかはともかく、このままじゃいけない、寂しいと思っているのは事実な様子。

 

実際、「あいつらと仲良くするしかないのかな・・」と悩みながら、もこっち・ゆりちゃん・まこっちを後ろから眺めたりもします。

 

でまぁ、そこでちょっとあり、

 

「無理だ」

 

と悟ることになりますが、でも、これからどうなっていくのは分かりません。

 

なんだかゆりちゃんと因縁がありそうにも見えたり、唯一、心許せそうな存在であるまこっちがなんとかしようとするのか、どんな方向に落ち着くのかまったく不明。

 

今となってはもこっちより遥かにぼっちな子と化しているようにも見えますし、そのあたり含め、今後の展開が気になるところですね。

 

【加藤明日香】 加藤さん 

 

・作中最強

・作中最美人

・作中最高位

 

そんな存在感を放つのが加藤さん。

 

狐耳があまりに似合いすぎてたり、実はあやかしの類なんじゃないかと疑いたくなるレベルでもこっちを魅了する恐るべき存在。

 

今回の遠足でその存在感を強烈に発揮した人であるとも言えそうです。

 

とにかく、もこっちがデレッデレ。

顔を真っ赤にしてとろけてしまうという、そんな入れこみよう。

 

そのさまを苦々しく見ていそうなゆりちゃんとネモにも気付かず、ひたすら夢中になってしまっている様子。 

 

で、そうなるのも仕方がないかというほど、加藤さんはもこっちに対して好意的であり、積極的でもあるんですよね。

 

「あーん」とチュロスを食べさせてあげる。

 

「おいしい?」と背の低いもこっちに目線を合わせてあげる。

 

しまいには、帰りの電車で睡魔に負けてしまったもこっちに対し、

 

『膝枕』をしてあげると来ました。 

 

あまりに気持ち良すぎたのか、よだれを垂らして眠りこんでしまうもこっち。

それに気付き必死に謝ろうとしますが、なんと、加藤さんは気にしない。

それどころか、よく寝入ってるもこっちを嬉しそうに眺めていた模様。

 

「人のよだれに微塵も嫌な顔しないとか・・」

「こんなのお母さん通り越して」

 

「NO.1の対応だろ!!?」

 

と、さらに加藤さんに夢中になってしまうもこっち。

 

チュロスのお礼にキーホルダーをあげていたのですが、それではもう、もこっちの気持ちがおさまりません。

 

「こんなの全て貢ぐしかねぇ!!」

 

3個1セットだったキーホルダー。

その全てを加藤さんにあげてしまうのでした。

 

ちなみにこのキーホルダー。

ゆりちゃん、ネモ、うっちーの3人それぞれに一個ずつ渡しています。

 

彼女たちが一個もらうだけでも嬉しそうにしていた中、加藤さんには全部あげてしまう、しかも、ゆりちゃんとネモの前でやらかしてしまうという、鈍感主人公のごときもこっちの行動に笑ってしまうところ。

 

うっちーとか、「離れてても会えなくても繋がってることが分かった」なんて言うぐらいに歓喜してたんですが、ま~、悲惨です。

 

その直後、3つ全てを所有する加藤さんにそれを見せつけられてしまい、

 

「黒木さんにもらったの」

 

なんて発言まで聞かされるという、あまりに残酷な展開。

 

加藤さんはうっちーの事情を知らないし、無自覚天然なところがありそうな為、まったく他意はないんですが、この時のうっちーの驚愕の顔ったらありません。

 

絵文字顔ではないうっちーの顔が見れてしまうので必見。

 

そんな、もこっちがデレデレ、もこっちに甘々な加藤さん。

 

いくら何でも急に絡みすぎだろうという話にもなりそうですが、そこはあれです。

加藤さんも仲の良いあーちゃんとネモの関係を修復する要因になったことが物凄く大きいのでしょう。

 

描写こそ少ないですが、どうやらあーちゃんが相当気に病んでいた様子であり、また、それに対して加藤さんも心を痛めていた模様。

 

どうしたら仲直りさせてあげられるのか、それも考えていたのでしょうかね?

でも結局、遠足でもギスギスして別行動にもなってしまい、何も進展がなく困っていたのかもしれません。

 

前述の通り、あーちゃんとキバ子は喧嘩を始めてしまう。

女子の喧嘩に付き合いたくない男子は完全に別行動。

言葉も少なに、かなり退屈に遠足を過ごしていたように見えるところ。

 

そして、このままじゃいけないと思ったのか、もこっちのグループと行動を共にすることになるのですが、ま~、ここから起きた現実を考えると、加藤さん的には奇跡みたいなものですよね。

 

・あれだけどうにもならなかったネモとあーちゃんが仲直りしている

・二人の仲を気にしてくれていた男子達ともそれを喜べる

・良いことがなかった遠足を心置きなく楽しむことができる

 

ギスギスしていた時間と雰囲気から一変、もこっちがそれを完全に別の世界に変えてしまったという、加藤さんからはそう見えても不思議ではありません。

 

高校3年生の貴重な時間とイベント。

それをちゃんと思い出あるものにしてくれたという、もこっちの手柄というのは想像以上に大きなものと言えるでしょう。

 

まぁ、実際にやったことはかなりゲスかったり、その真実と本性を知った加藤さんがどうなるかは分かりませんが、いずれにせよ、加藤さんの中でのもこっちの評価は色々振り切ってるぐらい高そうな印象。

 

また、加藤さん、喧嘩して別れたキバ子のこともちゃんと気にしていたり、もこっちにあげたチュロスも実はキバ子のために買ってあげておいたものだったり、すごく優しい良い人なんですよね。

 

誰とだって分け隔てなく接してくれるし、あまりにも良い人すぎて誰も加藤さんのことを悪く言わない、言えない、そんな完璧超人みたいなイメージの人です。

 

ただま~、そこはわたモテ。

今後に何が待っているのかは分かりません。

 

ギャップ萌えなんて生易しいものでは済まされない何かがあるのか、とんでもない爆弾と化してしまうのか、ちょっと予想が付きませんね。

 

唯一の懸念事項としては、もこっちに施したことがあるメイクですかね?

ネモが笑いをこらえるのに必死だったそのメイクのセンス。

良い人だけに誰も指摘することができない状況も危険極まりない。

 

本当に綺麗で良い人というだけなのか果たして!?

 

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簡易的人物語り

 

本当は一人一人ちゃんと語りたいんですが、遠足編ではそこまでの出番がなかった人もいるので、ちょっと短く簡易的にまとめたいと思います。

 

【小宮山琴美】 こみなんとかさん コオロギ

 

もこっちいわく、

 

「ヨゴレ芸人みたいなもの」

「食べる時見るものじゃない」

 

そんな存在である小宮山さん。

 

個人的に、わたモテで一押しな子ですね。

もこっちの天敵と言うべきか、ソウルフレンズと言うべきか、負けず劣らずのヤバさが実にナイスです。

 

今回はそんなに出番はありませんが、ほんの2ページ、数コマだけでも強烈なインパクトを残していってくれたから素晴らしい。

 

その脳内も行動も酷いとしか言いようがありません。

 

好きな男子からバレンタインのお返しをもらえることが分かった途端、顔を真っ赤にして歓喜するという、女の子らしく可愛らしい一面をのぞかせますが、問題はその後。

 

数少ない友達の伊藤さん共々、読んでるこっちもドン引きです。

 

「なんか急に始まっちゃったみたい」

「伊藤さん アレ持ってる?」

 

綺麗な恋物語も夢もクソもなく、生き物としての何かが発動。

 

いやほんと、たったの2ページでこんだけ笑いとインパクトを持っていけるって凄いですよね。

 

しかもこの13巻、この小宮山さんの話で幕を開けます。

もこっちすら真っ青かもしれないその酷いキャラは必見!

 

【成瀬優】 ゆうちゃん 

 

もこっちと小宮山さんの中学からの親友。

僅かな登場ですが、その良い人っぷりをいかんなく発揮しています。

 

遠足内ではありませんが今回はなんと、もこっちと小宮山さんだけではなく、ゆりちゃんとまこっちとも一緒にお茶することになるゆうちゃん。

 

「ゆうちゃん」「もこっち」と実に親しげに呼び合うその姿に、ゆりちゃんの中でモヤモヤするものが生まれた様子

 

そこで「私も黒木さんと仲良いんだよ?」というアピールか、お返しとばかりに高校でのエピソードを並び立てるゆりちゃん。

 

妙な空気を察したまこっちがそれを止めますが、そこはさすがゆうちゃん、気を悪くするどころか、自分の知らないもこっちの生活を教えてもらって喜ぶという天使っぷり。

 

先に帰るまこっちとゆりちゃんを見送る際にも純粋な笑顔を見せ、友達になるためにLINEの番号まできちんと教えてもらうという、そのあまりの人の良さにさすがのゆりちゃんも何か思うものがあった様子。

 

ちなみにですが、もこっち、小宮山さん、ゆうちゃんの3人がメインであり、その中学時代を4コマにした『ともモテ』。

 

これを読むとこの3人の雰囲気の良さと心地よさ、面白さが分かるので超おすすめ。 

わたモテの入門にしても良いぐらいってか、自分はここから復帰しました。

 

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【黒木智貴】 もこっちの弟

 

今回はほとんど出番はなく、忘れた弁当をもこっちのクラスまで取りに行くってぐらいの役。

しかし、一筋縄ではいかない面々が揃っているためか、妙に印象的になってしまうから面白い。

 

もこっちのクラスに入るなり、作中最大の謎人物である二木さんの180度開脚・股割りを目にする智貴。

それをどう思ったかは定かではありませんが、とりあえず弁当を持っていくために、もこっちのロッカーの中を探す智貴。

 

そこでゆりちゃんに声をかけられ、成り行きで裾をつままれることになります。 

でまぁ、これが大変なわけですね。

 

そのいじらしくしてる姿が小宮山さんの目に映ってしまったと来たら、何も起きないわけはありません。

 

「オイオイオイ」

「隣のメ〇〇〇オイ!!」

 

さすがに声にはしませんでしたが、いてもたってもいられず、智貴に声をかけることに。

 

で、ここでの智貴の思っていることが実に酷い。

 

「げ!?この人も同じクラスか!?」

「やべー奴この組に集めたのか!?」

 

なんて、その警戒っぷりが伝わってきますね。

 

そんなことを思いつつ、律儀にもバレンタインのお返しをするということを小宮山さんに伝えたり、常識人枠・良識派であるのが分かります。

 

そして、その常識人の智貴が帰りがけに姉に会うなり、

 

「もしかしてこいつって」

 

「意外と普通なのか?」

 

こう思ってしまうあたり、わたモテ世界と登場人物の狂気を感じるところかもしれません。

 

まぁ、その狂気を感じる主たる原因は小宮山さんなんですが、その狂気が最高に発揮されているのが10巻、これが超おすすめ。

 

1話目から完全に狂ってるので、絶対に見ましょう。

智貴が警戒したりドン引きするのがよく分かります。

 

ちなみにですが智貴、吉田さんを見るなり知るなり、即・ヤンキー扱いしたり、意外ともこっちと思考や認識が似ている気がするのが面白い。

 

姉がアレなので衝突することも多いですが、なんだかんだ放っておけなかったり、面倒見たり、根っこが似てたり、やっぱり姉弟なんだと微笑ましくなるところ。

 

【初芝】 絵が描ける安藤

 

記念すべき第一巻にて、もこっちをモデルに萌えモブ絵を描いたあいつ。 

前回の12巻に続き、まさかの登場です。

 

実はあの時は、似顔絵を描ける自信がなかったらしく、それでモブ顔を書いて逃げたんだそうな。

しかし、そんな自分が許せなかったらしく、あれからずっと地道に努力を積み重ね、ひたすら腕を上げることに没頭していた模様。

 

そんな甲斐あってか、尋常じゃないぐらい絵の腕が上達しています。

遠足に来ても一人黙々とスケッチを続けるという、そのストイックさも見事としか言いようがない。

 

自分を中傷する者に対するささやかな報復も絵で果たせるにまで至った初芝。

べつに登場回数増えなくてもいいですが、いい味出してるキャラです。

 

【平沢雫】 もこっちの初めての後輩

 

容姿端麗で人当りもいい女の子。

 

しかし、どこかずれていたり、自分のひどい行動にあまり自覚がなかったりするという、無意識に敵をつくってしまうタイプ。

 

実は中学生時代にもこっちに会ったことがある彼女。

 

高校受験当日、体調を崩して保健室に運ばれてしまい、そこで絶望を感じている中、偶然出会って励ましもしてくれたのがもこっち。

 

『彼氏と同じ高校に入ろうした』という、その理由に不快感をあらわにしたもこっちが優しい言葉を違う意味でかけるんですが、それをストレートに良心として受け止め、なんとか受験に復帰した雫ちゃん。

 

無事、受験を突破するに至るのでした。

 

まぁ、ここまでは良い話。

尊敬すべき先輩を持つ後輩の話として一応は成りたちます。

 

問題は『彼氏は落ちた』ってこと。

 

しかも、それに落ち込む様子が一切ありません。

 

「同じ高校じゃなくても心は繋がってる」

「彼の分まで高校生活を楽しみたい」

 

そうもこっちに伝えて太陽のような笑顔を見せるという、なかなかの強者です

しかも、彼氏が超絶落ち込んで後ろにいるという、そんな状況。

 

そんな彼女ですから、今回の再登場もなかなかに酷いものでした。

 

前述の通り、雫ちゃんは容姿端麗。

放っておいても男子が寄ってきたり、他の女子もそれを快く思いません。

でも、それに気付かず行動してしまうから、より立場が悪くなります。

 

・女子の友達が一人もいないと悩んでいる

・教室に一人だと居づらいから男子と一緒にいてもらう

・連れの男子は昼食を一緒に食べてもらうだけの為にいる

 

まぁ、そりゃ嫌われますよね。

男子といるのは一人じゃいづらいだけだからという、そんな理由。

無自覚にモてて、無自覚に利用して、余計に嫌われる。

 

そんな、天然で恐ろしい存在です。

 

またタイミング悪いことに、その才能(?)をもこっちの周囲にも発揮してしまい、ゆりちゃんとネモから冷たい視線を浴びることに。

 

ただ、傷心な雫ちゃんを救ってくれたのはやっぱりもこっち。

優しい先輩により心惹かれていく流れになるのでした。

 

で、この後、うっちーから、

 

「あんまり調子に乗らないでね」

 

と、肩をぶつけられるあたり、 まぁ、完全に少女漫画のオマージュ、パロディと言うか、ギャグ描写なんですが、もこっちを慕う後輩ができたってのは事実です。

 

その尊敬する先輩の頭の中が超絶ゲスく、今まさにクズいことを考えているのには気付きませんが、いずれにせよ、今後の活躍に期待できる新人登場なのは確か。

 

もしかしたら、3年の最後を締めくくるための超重要人物にすらなるかもしれません。

 

まとめ

 

思わずくっそ長くなってしまいましたが、それぐらい語れることが多くなった作品、非常に楽しく先が楽しみになった作品であると言えますね。

 

今の方向性はマイルドで苦手と言われちゃそれまでだけど、それはちょっと穿った見方であるようにも自分は思います。

 

それは何故かと言うと、

 

『もこっちはもこっちのまま』

 

だからですね。

 

何回も繰り返しているようですが、ほんっと、ゲスいとこはゲスいんですよ。

頭の中では酷い侮辱や中傷の言葉が渦巻いたままです。

 

また、なんとか人と話せるようになってきたとは言え、慣れていない人にはどもっちゃったり、声も弱気。

 

友達ができたし楽しそうに暮らしてもいるけど、基本的には人付き合いは苦手であり、それを上手くこなすことも得意ではないままだと感じます。

 

それでも自分なりに頑張ってたり、それが伝わってきたり、成長しているのを見て取れるのが凄く良いんですよね。

 

こちらがまったく納得できずモテモテになっているのではなく、不器用ながらも行動して楽しくやれるようになってきたという、それが確かに分かるのが今のわたモテの魅力ではないかなと。

 

これを『漫画の方向転換』って言っちゃ味気ないし、つまらない。

 

事実・現実がそうであったとしても、その方向転換のおかげで自分はまた読むようになったんだし、以前のわたモテもあらためて読めるようになったり、何も悪いことはありません。

 

また、それをちゃんと描ける谷川ニコさんというのは凄いですね。

独特の世界観と優れた漫画力を持っている方だと尊敬します。

 

・細かい表情や仕草の表現が非常に上手い

・癖があるようであっさりもしていて読みやすい

・書きこみが多い部分があってもそれが柔らかく嫌味じゃない

・変にゴチャゴチャせず主要なところが伝わってくる

・パンチを効かせるところは外さない

 

絵も漫画も描けないド素人ですが、こんな魅力を感じる次第。

 

 

それにしても、連載をリアルタイムで追いかけるのが楽しみな一方、単行本を新鮮なまま狂喜乱舞して読みたい気がしてしまうという、それがけっこう悩ましい話ですね。

 

遠足編のリアルアイムの衝撃ったらなかったんだけど、初めて見るワクワク感、それをまとめて堪能する魅力も捨てがたい。

 

とは言え、数か月、半年、一年近くとか、そうやって待つのも辛い。

 

ファイブスター物語、ベルセルク、バスタードとか、よりハイレベルな世界で慣れてるっちゃ慣れてるけど、わたモテについては今すぐ読みたい、続きが知りたいって方が勝ってるかな?

 

まさか、こんな楽しみな漫画になるとは想像してませんでしたが、それだけに気になってる人は是非とも読んでみてほしいところ。

 

初期の辛さ、アニメのキツさにギブアップした身でも大丈夫。

それがまさに自分、今年から読者再開したニワカです。

それでもアホほど語りたくなってしまったのが、まさに蠱惑的。

よく分からん魅力、たまらん魅力を持っている、そんな漫画と言えますね。

 

・評判を聞きつけ流行りに乗るもよし

・女の子が沢山出るのを楽しむもよし

・もこっち達を見守り愛でていくもよし

・破壊力のあるギャグに期待するもよし

・ぼっち脱出の為の人生の教科書にするもよし

・入れ込んで創作活動するもよし

 

どんな理由でも楽しんだもん勝ちですね。

あれこれ迷ったり、警戒して調べる必要もありません。

 

今があるのが分かってるからこそ、初期だって読めます。

むしろ、もこっちにより蠱惑されてしまいます。

 

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE)

四の五の長く語ってますが、要はあれです。

 

可愛いし面白い。

 

理由はそれだけでも十分でしょう。 

 

わたモテはいいぞ!